オープンソースの継続的インテグレーション(CI:continuous integration)ツールJenkinsの開発チームは、「Jenkins 2.0」のベータ版を3月24日(現地時間)にリリースした。
「Jenkins 2.0」のベータ版では、おもな変更点としてデリバリーパイプラインの搭載、使い勝手の向上、完全な後方互換性の維持が行われている。
新たに搭載されたデリバリーパイプラインは、ソフトウェア配布のパイプラインをコードで記述可能なDSL(domain-specific)言語によるプラグインで、DSL言語によってビルド→テスト→デプロイの手順を簡単かつ迅速に記述でき、生産性の向上を実現する。なお、パイプラインはGitおよびGitHubのブランチを標準でサポートしている。
使い勝手の向上では、新たなユーザーにとって負担となっていた、膨大なプラグインの中から自分の用途に合ったものを見つけ出す作業を軽減すべく、初回起動時におすすめのプラグインを自動でインストールする機能が追加された。
また、アイテム作成ページのデザインを変更し、作成するジョブの形式をカテゴリで選べるようにしている。加えて、ジョブの設定ページにはタブを採用し、よりわかりやすくした。
後方互換性については、従来バージョンである「Jenkins 1.x」との完全な互換性を維持し、「Jenkins 2.0」へのバージョンアップの障壁を解消している。
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・Jenkins(英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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