Francois Chollet氏は、Python向けのディープラーニングライブラリ「Keras 1.0」を、4月11日(現地時間)に公開した。
「Keras 1.0」は、1年前にリリースされた従来バージョンの修正版ではなく、これまでの開発やユーザーからのフィードバックなどを元に、新たに作り直されている。
おもな新機能は、シンプルかつ強力に複雑なディープラーニングモデルを定義可能なfunctional APIの搭載で、ほかにも2つの異なる実装によるパフォーマンスの向上、任意のエンドポイントでメトリックのリストを確認できるモジュール型メトリックの採用、シンプルで直感的なAPIと意味を把握しやすいエラーメッセージの採用による使い勝手の向上、ラムダアーキテクチャの強化など多岐に渡る機能向上が行われた。
なお、後方互換性は維持されているが、全体を新たに作り直したため、カスタムレイヤを動作させるには簡単な修正が必要になる。
【関連リンク】
・Keras(英語)
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