サーバサイドJavaScript環境Nodeの開発チームは、最新メジャーバージョンとなる「Node v6.0.0」を、4月26日(現地時間)に公開した。
「Node v6.0.0」は、パフォーマンス、信頼性、ユーザビリティ、セキュリティの面で大きく向上しており、モジュールの読み込みはバージョン4と比較して4倍近く高速化したほか、テスト機能やドキュメントの強化、バッファやファイルシステム関連APIの使い勝手の向上を果たしている。さらに、最新のV8の採用によって、ES6の言語仕様のうち93%をサポートした。
なお、Nodeは長期サポートプランを採用しているため、バージョン4系列は2017年4月まで「Active Long Term Support」としてサポートされ、それ以降は「Maintenance LTS」期間に移行する。最新のバージョン6系列は、2016年10月に「Active Long Term Support」へ移行し、2018年4月までサポートされる。
Node開発チームは、最新バージョンへのアップグレード判断の目安として、安定性を求める場合やさまざまな環境への対応が必要な場合は、現在のバージョンを使い続けるか「Node v4.4.3」へのアップグレードを、いち早く最新の機能を使いたい場合は「Node v6.0.0」へのアップグレードを勧めている。
このほか、バージョン5系列はバージョン6系列への移行期間として、今後2か月間サポートが継続される。また、「Node v0.10」および「Node v0.12」のユーザーに対しては、両バージョンのサポートが2016年中に終了するため、バージョン4系列あるいはバージョン6系列への移行を求めている。
【関連リンク】
・Node.js(英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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