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テスト専門会社のノウハウが座学と演習でみっちり学べる「テスト設計実践講座」参加レポート

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1日目:テスト設計の基礎+組み合わせテストの演習

 1日目では、まずは参加者のみなさんで自己紹介をしたあと、品質に対して、現場でどのような課題があるかを出しあいました。例えば、単体テストにおいては「条件分岐を網羅するのが難しい」、結合テストでは「シナリオに記載していない部分でバグがある」など。こういった課題を出発点に、よいテスト設計のポイントや、「同値分割」「境界値分析」「デシジョンテーブル」といった基礎的なテスト技法を学びます。

 そして、機能テストのテスト設計において必要な「確認項目一覧」「実行パターン表」の作り方を学びます。確認項目の抽出については、「ユーザー登録ページ」といった架空のWebアプリを想定し、どんな画面にどんなテスト項目があるかの洗い出し、洗い出した観点に抜け漏れがないか、などの演習に取り組みました。

会員登録画面を例に、確認項目の区分抽出をする演習
会員登録画面を例に、確認項目の区分抽出をする演習

 「実行パターン表」については、組み合わせの作成方法の理論を学んだ後、組み合わせパターンを自動的に算出してくれるツール「PICTMaster」を使いながら、パターンを作成してみます。

PICTMasterの解説中
PICTMasterの解説中

 1日目の最後には、ところどころ間違っているサンプルのテスト設計書をチェックし、ミスを指摘する演習も行いました。テスト設計のチェックは、手間を惜しむと後工程での修正が必要になり、余計に工数がかかってしまうこともあるそうです。このように、独学だと後回しにしてしまいそうな観点を学べるというのも、講座のメリットだと感じました。

2日目:シナリオテストの基礎と実践

 2日目はシナリオテストについて学んでいきます。SHIFTの定義では、シナリオテストのことを「ユーザーがシステムを問題なく利用できることを確認するためのテスト」としています。シナリオテストを学ぶために、テストのフローに沿った演習を行っていきます。

 演習の一部を紹介すると、受講者の方が実際に担当しているシステムを例に、アクター(システムにアクセスする利用者や外部システムの役割を示したもの)を洗い出す、というものがありました。下記の写真は、筆者が、CodeZine Academy運営母体である翔泳社の会員システムを例に、アクターを書き出してみたものです。

翔泳社のシステムのアクターを書き出してみたもの。岡野先生がレビューしてくださいます。
翔泳社のシステムのアクターを書き出してみたもの。岡野先生がレビューしてくださいます。

 2日目の最後には、講座の集大成として、とあるECサイトを題材にシナリオテストを設計する演習に取り組みました。分量が多いため、数人ずつのグループに分かれて行い、グループの成果は皆の前で発表します。

グループワーク中
グループワーク中
筆者がシナリオテストのフローについて発表しているところ
筆者がシナリオテストのフローについて発表しているところ

 用意されたカリキュラムだけでなく、テスト設計に関する現場の悩みに答えていただく機会もあります。ぜひ奮ってご参加ください!

7/19(水)、7/20(木)開催! 「テスト設計実践講座」参加者募集

 テストのスペシャリストから「テスト設計ノウハウ」を学ぶことができる講座です。2日間で「組み合わせテスト」と「シナリオテスト」の両方が学べます。

  • 日時:2017年7月19日(水)・20日(木)(2日間) 各日10:00~18:00
  • 場所:翔泳社(東京・四谷三丁目)
  • 参加費:110,000 円(税抜)・1日目のみ60,000円(税抜)【6000円引のペア割有】

 ▼詳細・申込はこちらから ⇒ テスト設計実践講座

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この記事の著者

近藤 佑子(編集部)(コンドウ ユウコ)

株式会社翔泳社 CodeZine編集部 編集長、Developers Summit オーガナイザー。1986年岡山県生まれ。京都大学工学部建築学科、東京大学工学系研究科建築学専攻修士課程修了。フリーランスを経て2014年株式会社翔泳社に入社。ソフトウェア開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集・企画・運営に携わる。2018年、副編集長に就任。2017年より、ソフトウェア開発者向けカンファレンス「Developers...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/9734 2017/06/30 21:42

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