3Dプリンタなど高価な機材をリーズナブルに利用できるようになった今、多くの人に自分のアイデアを形にする機会がもたらされています。さらに、電子工作やIoTによってモノに命を与えることもできるのです。翔泳社ではそんな時代を楽しむための『The Maker's Manual』を12月5日に刊行しました。
誰でも一度は「こんな製品があれば便利なのに」と考えたことがあるでしょう。これまでは、それを作ってくれそうな企業に要望を送ることしかできませんでした。ところが、今では自分で安価に手軽に作るための手段がたくさん誕生しています。
かつてプロのためのものだった高価な3Dプリンタは5万円程度で手に入るようになり、個人でも本格的な機材を利用できるようになりました。さらにRaspberry Piのようなコンピュータが登場し、アイデア次第でIoTや電子工作を簡単に楽しめる潮流、すなわちメイカームーブメントが生まれました。
『The Maker's Manual フィジカルコンピューティングのための実践ガイドブック』は、そんな時代を最大限に楽しむための入門書です。アイデアの生み出し方、3Dデータからの成形、ソフトウェア制御まで、エレクトロニクスの魔法でモノに命を与えるフィジカルコンピューティングについて広く紹介しています。
誰もがWebデザイナーになったのが1990年代だとしたら、誰もがフィジカルコンピューティングを活用したメイカーになれるのがこれからの時代なのです。
さて、皆さんは何から始めてみますか?
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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