アリババクラウドは2月3日(現地時間)、Dify向けのNacos A2Aプラグインを公式リリースしたと発表した。AIエージェント技術の進展に伴い、複数の専門エージェントを連携させて複雑な業務を処理するマルチエージェント・コラボレーションの需要が高まる中、Difyは従来A2Aプロトコルとの互換性がなく、外部エージェントとの統合や公開が困難だった。
今回提供されたプラグイン「A2A Discovery」と「A2A Server」により、Dify開発者はNacosエージェントレジストリを活用し、A2A対応エージェントの統一的な発見と動的な選択、DifyアプリケーションのA2Aプロトコル準拠による外部公開が可能になった。A2A Discoveryプラグインは、Nacos上の複数エージェント情報を自動収集し、LLMなどがタスク内容に応じて最適なエージェント選択と呼び出しを行える。URL指定による軽量な利用も選択できる。
一方、A2A Serverプラグインでは、Dify上で構築したチャットボットやワークフローなどをA2A準拠エージェントとして外部に公開可能となった。/.well-known/agent.jsonによるメタデータ公開やJSON-RPCによる対話管理、マルチターン会話対応、エージェントカードの自動Nacos登録をサポートする。
Nacos Agent Registryは、エージェントの統一管理やマルチテナント隔離、健康状態監視、動的メタデータ更新、アクセス制御など企業利用にも柔軟に対応。AgentScopeなど主流フレームワークとの深い連携も可能となっている。
今回のプラグイン提供により、Dify開発者は複雑な統合やワークフロー管理の負担を軽減しつつ、A2Aエコシステムとの完全な相互運用性と拡張性を手にした。今後もA2Aプロトコル支援の充実や新機能拡充が進められる予定だ。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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