Cognitionは、9月16日(米国現地時間)、AIソフトウェアエンジニア「Devin」のmacOS対応を発表した。Devinはクラウド上に用意された専用のMac環境を利用できるようになる。これにより、iOSアプリやmacOSアプリ、Appleの開発ツールを必要とするプロジェクトの開発をエンドツーエンドで担えるようになる。同日より、Devin Cloudの利用者向けに提供を開始している。
従来のAIコーディングツールの多くは、コードの生成までは担えても、アプリをビルドして意図どおりに動作するかを検証するには手間がかかっていた。例えばゲーム開発では、途中で終了して再起動した際に、同じ位置から正しく再開できるかを確認する必要がある。そのためには、実際にアプリを操作してプレイ状況の引き継ぎを確かめなければならない。今回の対応により、Devinはクラウド上のMac環境とiOSシミュレータを使って、こうした一連の検証を自ら行えるようになった。ビルドが通るかだけでなく、実際に動作するかまで確認できる。
macOS環境では、アプリのビルドから実際の操作による動作確認までを自律的に実行する。検証の様子は画面録画として記録され、Slackなど開発チームが日常的に使うツールに送信できる。開発者は、録画によって実際の挙動を目で確認できる。ビルドしたアプリはTestFlightのリンクとして共有され、実機ですぐに試せる。また、Macのデスクトップ画面に加えて、iOSシミュレータ専用の表示画面が新たに追加された。ユーザーはDevinの作業をリアルタイムで確認し、必要に応じて自ら操作を引き継げる。
Mac環境はDevin Cloud上で提供される。LinuxおよびWindowsのワークスペースと同様に、ネットワークアクセスは組織ごとに設定されたルールに従って制御される。作業中のファイルや依存関係、コードの変更内容は環境ごとに保存されるため、時間をおいて作業を再開する際も環境を一から構築し直す必要はない。Xcodeをはじめとする開発ツールもあらかじめ整備された状態で提供され、Devinはセットアップを待たずに開発に取りかかれる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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