「Qt 5.9」における最大の改善点は、パフォーマンスと安定性の向上で、全体的なパフォーマンスの改善をはじめ、アプリケーションの起動時間やJavaScriptのパフォーマンス向上、メモリフットプリントの改善などを実現している。
また、数多くのバグを修正するとともに、全体的な改修によって、今回リリースしたバージョン5.9以降のリリース作成を容易にした。
なお、「Qt 5.9」は長期サポート(LTS)リリースとなっており、今後3年間はサポートが継続され、とりわけ最初の1年間は頻繁に更新が提供される。
そのほか、Qt Coreへのqfloat16クラスおよびQOperatingSystemVersionクラスの追加、Qt NetworkにおけるHSTS(HTTP Strict Transport Security)のサポート、Qt NFCやQt Web Socketsの機能追加、Qt GUIへのCompute Shaderサポートの追加、Qt 3Dへの3Dエンジンの追加、QML機能のパフォーマンス改善、Qt Quickの起動高速化、Qt Locationへの新機能の追加など、さまざまな新機能の追加、および既存機能の改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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