米Microsoftは、AI技術を利用したオープンソースの深層学習ツールキット「Microsoft Cognitive Toolkit 2.0」の正式版を、6月1日(現地時間)にリリースした。
今回リリースされた「Microsoft Cognitive Toolkit 2.0」は、実用レベルに達しており、多彩な新機能を備え、広範なAIエコシステムをシームレスに統合する、エンタープライズ水準の深層学習ツールキットとなっている。
バージョン2.0では、新たにオープンソースのニューラルネットワークライブラリであるKerasをサポートしており、Cognitive Toolkitによって従来のコードを一切変更せずにパフォーマンスや処理速度の向上を実現した。なお、Kerasのサポートは現段階ではパブリックプレビューである。
また、最新のNVIDIA Deep Learning SDKと、NVIDIA Voltaをサポートしている。
このほか、モデル評価のためにJavaが組み込まれるとともに、スマートフォンでの画像認識のようなリアルタイム処理を可能にする、学習モデルの圧縮機能が搭載された。
【関連リンク】
・日本マイクロソフト
・Microsoft Cognitive Toolkit(英語)
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です