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開発現場インタビュー(AD)

エンジニアとデータサイエンティストが連携し、ユーザーフレンドリーな広告を配信――「LINE Ads Platform」最適化の舞台裏とは?

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ユーザーにとって親しみの持てる広告配信に向けての飽くなき探求

 やりがいの裏側には、大変なこともたくさんあったはず。どんな苦労があるのかについても聞いた。

 「広告プラットフォームのメインのシステムはAWS上で稼働していますが、一部社外に出せないデータはData Labs内のデータウェアハウスで格納している。AWSに送って広告配信に使うためには、社内のセキュリティチームにレビューをしてもらい、承認を得るというステップが必要になる。多くの情報を扱うプラットフォームだからこそ必要な確認ですが、調整が大変な面もあります」と並川さん。一方の小川さんは「広告が上手く表示されなかったり、数字がちゃんとカウントされなかったりすることがある。その原因を調査するのが難しいですね。広告の一部をネイティブアプリとして実装されていることもあるため、たまにiOSアプリのソースを見ることもあります」と語る。

 LINE Ads Platformの開発現場において、求められるスキルセットについても聞いた。

 「アドテクと言っても、普通のWebアプリケーション。特別なスキルが必要ではありません。チームで仕事をするので、大事なのは他の人とコミュニケーションをして論理的に物事を考えられるか、データを見て妥当な判断できるかという点です。細かい技術的なことは、担当してから勉強すればよいことなので」と小川さんは言う。実際、LINEでは毎月テーマを決めて勉強会を実施。またエンジニア個人でも、社内で自発的な勉強会がひんぱんに開催されている。

 一方、データサイエンティストとして携わるにはどんなスキルが求められるのか。「経営者やエンジニア、セールスなど、コミュニケーションを取る相手が多いのが特徴です。したがって話をする相手に合わせて、論理の厳密さのレベルを調節することが求められます。研究畑から民間に来られる方は学術的なスキルは申し分ないと思いますので、コミュニケーションがうまく取れれば、活躍できると思います」(並川さん)

 最後に、これからチャレンジしたいことについても尋ねると、「広告の売り上げの割合を増やしていきたいですね。そしてそれを実現できるだけの体制を作りたい。最適化をすることで、ユーザーにとってより親しみのある広告が出るようにしたい。やりたいことだらけです」と小川さん。並川さんも「LINE Ads Platformはタイムラインやニュース面に広告が出る仕組みだけではなく、それと連動してLINE全体として収益を上げられるような大きなシステムとして成長させていきたいですね」と意気込む。

 LINE Ads Platformを改善していくことはLINEのビジネスの成長につながる。これからも2人はどんな活躍をするのか。楽しみは尽きない。

小川さんも登壇するLINE Developer Meetupが10月25日に開催!

 LINEの技術者向けミートアップ「LINE Developer Meetup」が、10月25日にLINE新宿オフィスにて開催されます。今回のテーマは「広告技術」。インタビューに登場しているLINEの小川さんのほか、ジーニーの篠塚さん、Supershipの山崎さんが登壇し、各社の事例や知見が発表される予定です。

 ミートアップ前には、LINE新宿オフィスのワークプレイス、ラウンジ、カフェテリアを見学できるツアーを実施します(希望者のみ)。終了後は懇親会も予定しています。最新の広告技術に関心のある方、小川さんの話を聞いてみたい方、LINEオフィスに遊びに行ってみたい方、ぜひご参加ください!

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この記事の著者

中村 仁美(ナカムラ ヒトミ)

 大阪府出身。教育大学卒。大学時代は臨床心理学を専攻。大手化学メーカー、日経BP社、ITに特化したコンテンツサービス&プロモーション会社を経て、2002年、フリーランス編集&ライターとして独立。現在はIT、キャリアというテーマを中心に活動中。IT記者会所属。趣味は読書、ドライブ、城探訪(日本の城)。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/10427 2017/10/16 18:00

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