リクルートテクノロジーズは、アイドルフェス「IDOL DIVERSITY Powered by No Maps」においてブロックチェーン技術の用途開発を目的に実施した、スマホゲームアプリを活用した実証実験の結果を、11月9日に公開した。
実証実験のために開発されたカードゲームアプリは、「IDOL DIVERSITY」と連動しており、ポイントを使用してユーザー同士でカードを交換し、同じカードを揃えていくゲーム。電子ポイントの個人間取引に、ブロックチェーン技術を活用している。
フェス当日は、来場者900名に対してアプリは574ダウンロード、実際にプレイしたユーザー数は389名。ユーザーアンケートでは、65%が満足と回答し、「ライブとアプリの組み合わせが新鮮」という意見が多かった。システム面でも技術的なトラブルはなく、ブロックチェーンを活用したポイント交換もスムーズに行われている。
実証実験における、ブロックチェーン技術を活用した個人間でのポイント交換がスムーズに機能したことで、町内会のイベントや学園祭といった特定の場所や期間に限定して通貨を流通させたいシーンにおいて、「揮発性通貨」として活用するなど、ブロックチェーン技術のさらなる活用シーン拡大が期待できる。
【関連リンク】
・リクルートテクノロジーズ
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です