アプトポッドは、継続的なAIの進化や遠隔制御などを実現するためのインフラとして、デバイス・サーバ間での高速なデータストリーム処理が可能な産業IoTミドルウェア「intdash(イントダッシュ)」、および時系列データの可視化、解析を支援するWebアプリケーション「Visual M2M(ビジュアルエムツーエム)」を、5月30日に正式リリースした。
「intdash」は、自動車、産業機器、ロボットなどがコネクテッド化する際にやり取りされる、短周期かつ膨大な制御・センサデータを、通常のモバイル・インターネット網を介して双方向に伝送・収集できる高速IoTハブフレームワーク。遠隔制御に必要な双方向のリアルタイムデータのやり取り、AIの開発・進化に必要なデータの収集・分析を可能にし、これからの産業IoTで求められる広範な要件をカバーする。
ストリームデータの完全回収(欠損回収処理)を実現するとともに、低遅延なデータ伝送、さまざまな産業プロトコル、データフォーマット、メディアデータに対応し、エッジからサーバまで包括的なミドルウェアの提供によって、クラウドからオンプレミスまで、多彩な環境で導入・稼働できる。
「Visual M2M」は、「intdash」をバックエンドにした直感的な可視化Webアプリケーション。豊富なビジュアライゼーションパーツを用意しており、ユーザーの好みに合わせたダッシュボードの構成が可能になっている。産業機器特有の制御データ、センサデータ、音声や動画といった各種データのリアルタイムデータや、過去データを可視化できる。
提供形態としては、PoCなどスモールスタート向けのクラウドサービスサブスクリプション、およびユーザー環境における稼働向けのライセンスサブスクリプション(Linux版)を用意している。また、PoC向けエッジソリューションとして、「intdash Edge Module」を搭載したアプライアンス「Terminal Systems」を提供する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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