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AIとロボットのテストに必要な「新しい」品質特性とは【EuroSTAR 2018】

「EuroSTAR 2018」レポート 第1回

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2018/11/23 14:00

 ヨーロッパ最大規模のソフトウェアテストカンファレンス「EuroSTAR Conference 2018」がオランダのハーグで開催されました。「テストのカンファレンス」は日本にもいくつかありますが、このEuroSTAR Conferenceは、世界70カ国から参加者が集まり、その数は1000人以上。カンファレンスでの発表の応募(サブミッション)は400近くあり、ヨーロッパ最大規模のカンファレンスです。本稿では、筆者が参加したセッションを中心にレポートします(執筆担当:藤原史和)。

目次

EuroSTARとは?

 EuroSTARは1993年から開催されているイベントで、今年で25周年を迎えるカンファレンスです。ヨーロッパにおける最大規模のテストコミュニティでもあり、テストに関するセッションが4日間にわたり続きます。

 参加者はテスターやQAマネージャだけでなく、コンサルティングサービスやアジャイルコーチまで、開発に関わる人たちが参加しています。

AIとロボットをどうやってテストするか

 EuroSTARの初日はチュートリアルセッションです。チュートリアルセッションとは、スピーカのプレゼンテーションを聞くだけではなく、スピーカーと参加者がインタラクティブにコミュニケーションしながら、セッションのテーマを探索していくスタイルになっています。よって、それなりの英語力が必要ですが、はじめに「英語が苦手」と話しておくだけで、皆さん親切に助けてくれます。

 私が初日に参加したチュートリアルでは、品質とテストのコンサルティングをされているRik Marselis氏による「Testing Intelligent Machines(AIとロボットのテスト)」です。氏は、仕事として品質やテストに関わっていますが、それ自体が趣味でもあり、という根っからのテスターといえる人物です。

 さらに氏は、オランダの独立系テスター組織である「TestNet」のチェアマンとして活躍されており、国際的なテストの資格であるISTQBの運営メンバーでもあります。

AIとロボットのテスト

 ここ10年で、さまざまなAIとロボットが、私達の生活の一部になりつつあります。

 例えば、自動的に掃除をしてくれるロボット、まるで人間を相手にするようなチャットボット、そして皆さんが普段利用しているスマートフォンにも、AIとロボットが搭載されています。

 このチュートリアルでは、彼が実際に用意したロボットや、チャットボットをテスト対象に設定し、探索的テストを通じて従来型のテストと、AIとロボットのテストで、どういった違いがあるのかを体験していきます。


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著者プロフィール

  • EuroSTAR 2018レポートチーム(ユーロスター2018レポートチーム)

    岡本 明 アクセンチュア株式会社 テクノロジーコンサルティング本部 シニアマネージャー 千葉真弓 アクセンチュア株式会社 テクノロジーコンサルティング本部 シニアマネージャー 藤原 史和 楽天株式会社 サービス品質保証グループ マネージャー 米山 允章 株式会社メルカリ QAエンジ...

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連載:「EuroSTAR 2018」レポート
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