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Amazon Alexaスキル開発を今すぐ始めよう――スキル内課金の日本上陸に向けてデベロッパーが押さえておくべきポイント【デブサミ2019】

【14-D-2】Alexaスキルで収益化を目指そう

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2019/03/15 12:00

 Alexaが日本に上陸して以来、Alexaを搭載したデバイスが各社から続々と登場して、VUI(音声ユーザーインターフェイス)の浸透した世界の到来が目前に迫っている。Amazon Payを利用したAlexaスキルでの収益化が日本でも始まった今、デベロッパーが知っておくべき知識・情報は何だろうか。Alexaを活用して収益化を目指す方法について語られた、アマゾンジャパン合同会社 アレクサビジネス本部エバンジェリストの畠中 俊巳氏によるセッションの模様をお届けする。

目次
アマゾンジャパン合同会社 アレクサビジネス本部エバンジェリスト 畠中俊巳氏
アマゾンジャパン合同会社 アレクサビジネス本部エバンジェリスト 畠中俊巳氏

“Alexa Everywhere”の世界はすぐそこに

 まずはAlexaの歴史を振り返ってみよう。2017年11月にAlexaが日本に上陸。2018年7月には「Amazon Echo Spot」のような画面付きのデバイスが登場し、テンプレートを使ってMulti-Modalスキルを開発できるようになった。

 2018年9月にはAmazon Presentation Language(APL)という言語が公開され、さらに自由な画面レイアウトを作ることが可能に。昨年末には、大画面スクリーンを搭載した「Echo Show」も登場した。同月にはAmazon Pay for Alexa APIが公開され、スキルから決済ができるようにもなっている。

 現在、Echoシリーズは「Echo」「Echo Plus」「Echo Dot」「Echo Spot」「Echo Show」の5つのラインアップがある。これらだけでなく、今年1月の家電見本市「CES 2019」では、メガネや家電など多数のAlexa対応デバイスが登場し、今後もさらに増え続けると見込まれている。

 「Alexaはスマートスピーカーというジャンルを超えて、家の中のどこにでもAlexaがいる、まさに“Alexa Everywhere”の世界が現実味を増してきた。これはつまり、声でお買い物をする機会が増えるということです」(畠中氏)

 現在、Alexaスキルから収益を得る方法としては、「(1)Amazon Payを利用する方法」「(2)スキルから直接Amazonにアクセスして決済を行うスキル内課金」の2つがある。1つずつ詳しく見ていこう。

Amazon Payを利用する―Alexaスキルで収益を上げる方法(1)

 Amazon Payとは、Amazon以外のECサイトでもAmazonのアカウントを使って快適な買い物体験ができるサービスだ。異なるECサイトでショッピングをする際に、その都度クレジットカード情報や配送先情報を入力する手間が省ける利便性の高さゆえ、導入企業は提供開始から約4年で数千社を超える規模へと成長しているという。

 このAmazon PayはECサイトに実装されるところからスタートしたが、今ではこの技術を活用したさまざまなサービスがリリースされている。例えば、Amazonの社員食堂では、カードリーダーに社員証をかざすだけでAmazon Payを使った決済ができる仕組みが用意されている。この流れで昨年発表されたのが、Alexaスキル向けAmazon Payだ。Amazonアカウントを使って、Alexaスキルから簡単に支払い処理を可能にする機能となっている。

 すでに公開されているAlexaスキル向けAmazon Payを活用したスキルの中から、畠中氏はメガネスーパーの事例を紹介した。Alexaに「メガネスーパーを開いて!」と話しかけると、「メガネスーパーへようこそ! Amazon Payで再注文しますか?」と答えてくれる。それに対し、「はい」と答えると、Alexaが過去の購入履歴を調べて「○○を再注文しますか?」と聞いてくるので、「はい」、そして配送先の確認が入るので、「はい」、と答えれば注文と決済は完了。たった3回の「はい」だけでリピート購入ができてしまうのだ。

 「Amazon Payに対応したスキルの詳しい作り方は、Alexaの開発者ポータルで紹介されています。Alexaに対応することによって、お客さまとのタッチポイントを増やせるので、物販やサービスの販売をされている事業者の方は、Webやスマホに加えて、音声インターフェイスでのショッピング体験の提供に、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか」(畠中氏)


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