ホワイトハッカーの存在意義と、開発者が考えるべきセキュリティのこれから――侵入テストのプロ集団による「レッドチーム演習」のけん引者に聞く
F-Secureプレスツアー2019レポート
エフセキュアは、およそ300人ものホワイトハッカーを抱えるサイバーセキュリティ企業。同社プリンシパルセキュリティコンサルタントのTom van de Wiele(トム・ヴァン・デ・ヴィーレ)氏は、その中でも「レッドチーム演習」という、模擬的に対象組織を攻撃しその企業のセキュリティ対策が十分であるか検証を行うチームを率いている。企業にとって「最悪なシナリオ」を演出するというレッドチーム演習。その攻撃や侵入のための技術は多岐にわたる。2019年秋にフィンランド本社で行われたプレス向け発表会で同氏は、レッドチームが日々どういった攻撃を仕掛けているのか、その攻撃者側の視点と手法を明らかにしながら、脅威が潜む場所を指摘した。また、発表会後にインタビューを敢行。開発者は開発プロセスにおいてセキュリティをどう考えるべきか、知見を聞いた。
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岡田 果子(編集部)(オカダ カコ)
2017年7月よりCodeZine編集部所属。慶応義塾大学文学部英米文学専攻卒。前職は書籍編集で、趣味・実用書を中心にスポーツや医療関連の書籍を多く担当した。JavaScript勉強中。
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