A10ネットワークスは、サービス事業者向けの5G対応製品群「A10 Orion 5G Security Suite」の1つとして、最大180Gbpsのスループットに対応したセキュリティプラットフォーム「A10 Thunder CFW」のコンテナ版「A10 Thunder CFW Container」を、3月までに日本市場にて提供を開始する。
「A10 Thunder CFW Container」の強化は、5G対応を進めた最新の独自OS「ACOS 5.1」によるもの。「ACOS 5.1」により、「A10 Thunder CFW」は、物理・仮想アプライアンスにおける既存機能および、高い性能や拡張性を備えたコンテナ型ファイアウォールに対応し、サービス事業者のクラウドネイティブ環境への移行と5Gネットワーク要件への対応を支援する。
「A10 Thunder CFW」には、物理ネットワーク機能からクラウドネイティブな基盤への移行をサポートし、5Gネットワークのセキュリティや信頼性、可用性を確保するための機能が含まれている。モバイルネットワークのSGiやローミング、無線アクセスネットワークの各インターフェイスに導入することが可能。
Ericsson Cloud ManagerやNetcracker Hybrid Operations Management、Red Hat OpenStackなどの主要なNFV-MANOソリューションとの連携も検証済みであり、エンドツーエンドのVNFライフサイクル運用機能がETSI NFVプラグテストで評価されている。
その他の「A10 Thunder CFW」の新機能として、RANコアバックホールと認証済みRANノードを保護するセキュリティゲートウェイ(IPsec)、ローミングセキュリティにおける直近のGSMAガイドラインに準拠したGTPファイアウォールの機能拡張、DNS over HTTPSの対応、DNSアプリケーションファイアウォールなどがある。
また、同社は2月13日より、新しい物理アプライアンスとして、コンパクトなラックサイズで最大385Gbpsのスループット性能を備えた「A10 Thunder CFW 7600シリーズ」の提供を開始している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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