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「Python 3.9」ベータ版リリース、Python 2からの脱却が加速

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 オープンソースのプログラミング言語Pythonの最新版となる「Python 3.9」のベータ版が、8月2日(現地時間)にリリースされた。

 2020/08/04 17:00 今回発表されたリリースにつきまして、当初「『Python 3.9』が、8月2日(現地時間)にリリースされた」としていましたが、今回リリースされたバージョンは、「Python 3.9.0b5」のリリースとなります。「Python 3.9」の正確なリリース日は未定です。訂正しお詫び申し上げます。(編集部)

 「Python 3.9」では、Python 2のサポートを削除するとともに、Pythonを利用した各種プロジェクトのメンテナに時間的猶予を与えるべく、一部の下位互換性レイヤーの保持が決定されており、それらは今後リリース予定の「Python 3.10」にて削除される。

 新機能としては、dictクラスに新たな演算子としてマージ(|)と更新(|=)が加わったほか、不要なプレフィックスまたはサフィックスを文字列から簡単に削除するためのstr.removeprefix(prefix)およびstr.removesuffix(suffix)が追加されるとともに、bytes、bytearray、collections.UserStringメソッドも用意されている。また、dictをジェネリック型として使えるようになっている。

 「Python 3.9」では、PEGに基づく新たなパーサーが搭載されており、PEG形式によって従来のLL(1)よりも柔軟な言語機能の設計を可能にする。なお、「Python 3.10」では古いパーサーは削除され、それに依存するすべての機能も削除される。また「Python 3.9」に限り、コマンドラインによる切り替えや環境変数によって、LL(1)パーサーに戻せる。

 ほかにも、数多くの機能追加・修正が行われている。

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https://codezine.jp/article/detail/12669 2020/08/04 17:00

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