Googleは、同社の製品開発の中から生まれたMySQLパッチを公開した。
Googleは、同社の製品開発の中から生まれたMySQLを強化するパッチを公開した。GoogleのWebサイトから無償でダウンロードできる。
このパッチはMySQLの扱いやすさと信頼性を向上させる目的で作られており、主にスレーブサーバ(レプリケーションとなるサーバ)の機能を強化させることができる。例として、スレーブサーバが更新通知を受け取らない限りマスタサーバを更新させない機能や、再起動なしでスレーブサーバをマスタサーバに置き換える機能などが備わっている。
他にもアクティブになっているアカウント・テーブルをモニタリングするものや、クライアント/MySQL通信のための高速な圧縮機能なども用意されている。
ちなみに、このパッチはLinux上で動作するInnoDB用に最適化されたものとなっている。その理由としてGoogleは「我々がInnoDBを使っているため」と説明している。また、現在パッチはMySQL 4.0.26用のみ公開されており、このバージョンのMySQLにパッチを適用させることが推奨されている。
なお、Googleでは近いうちにMySQL 5用のパッチも公開するとしている。
Google Code:
Updates: Google releases patches that enhance the manageability and reliability of MySQL
google-mysql-tools
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