セールスフォース・ジャパンは4月15日(現地時間)、米サンフランシスコで開催したイベント「TDX」において「Salesforce Headless 360」を発表した。Salesforce Headless 360は、AIエージェントや開発者がSalesforce上のあらゆる機能へAPI、MCP(Model Context Protocol)ツール、コマンドライン インターフェイス(CLI)を通じてアクセス可能にする新プラットフォームである。

従来、Salesforceを利用するにはWebブラウザからログインし、手作業で業務を遂行する必要があった。しかし、エージェンティックエンタープライズ時代においてはAIエージェントも同等に操作を担い、GUIに依存しない運用が求められることから、Salesforceはプラットフォーム全体をプログラム可能な形に再設計した。
主な新機能は3点。まず、MCPツールとコーディングスキルにより開発者がプラットフォーム全体にリアルタイムで直接アクセスできる。次に、「Agentforce Experience Layer」を通じて、SlackやWhatsAppなどさまざまなインターフェースでリッチな体験を提供可能とした。さらに、AIエージェントの事前・事後の動作や品質を制御・評価可能なツール群を用意し、従来のソフトウェアと異なるAIの制御性を高めている。
新MCPツールとコーディングスキルは、Claude CodeやCodexなどのコーディングエージェントとの連携を強化し、リアルタイムでSalesforce内のデータやワークフロー、ビジネスロジックにアクセスできる。また、Reactのサポートにより開発者はUIをより柔軟にカスタマイズ可能となった。
業務プロセスを会話型インターフェースで実現するために、Agentforce Experience LayerによりSlack等のチャネル上でAIエージェントによる高度なワークフロー処理が容易になり、既存の利用環境にリッチな機能性を拡張できる。
ライフサイクル管理面では、AIエージェントのテストや動作観察、A/Bテスト、管理機能を拡充。Agent Fabricによるガバナンス強化や、AgentExchangeマーケットプレイスでのエージェント・アプリケーション提供の強化も盛り込まれている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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