米Amazon Web Servicesは、「Kubernetes 1.2.0」用AWS App Meshコントローラーの提供を開始し、異常値の検出とサーキットブレイク用の構成が可能な接続プールをサポートすることを、11月9日(現地時間)に発表した。
AWS App Meshは、サービスの通信方法を標準化するための、アプリケーションレベルのネットワーキングを提供するサービスメッシュで、エンドツーエンドの可視性を提供し、アプリケーションの高可用性を実現する。Kubernetes用のAWS App Meshコントローラーでは、Kubernetesを直接使用してAWS App Meshを設定・管理できる。
今回のアップデートでは、Kubernetesから直接AWS App Meshの2つの復元機能(異常値の検出とサーキットブレイカーの構成可能な接続プール)を構成する機能が含まれており、異常値の検出はAWS App Meshサービスメッシュ内における個々のホストのヘルスステータスを追跡し、異常なエンドポイントを自動で拒否するパッシブヘルスチェック形式を採用している。
サーキットブレイカー用の接続プールによって、要求の同時実効性を微調整できるので、高スループットのアプリケーションで効果的な再試行ポリシーの設定を可能にする。また、Jaeger、Prometheus、Grafanaの可観測性の統合も強化されており、アプリケーションのエンドツーエンドの可視化が、さらに容易になっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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