チェコのJetBrainsは、Kotlinの非同期Webフレームワークの最新版となる「Ktor 1.5.0」を、12月22日(現地時間)にリリースした。
「Ktor 1.5.0」はマイナーリリースであり、自動リロードや拡張デバッグ情報といった機能を提供している。これらの機能は、開発中には役立つものの、本番モードでは速度が低下する可能性があることから、これらの機能を簡単に有効化できる開発モードを備えており、開発時と本番環境での切り替えを可能にした。
そのほか、KtorクライアントではJVMをターゲットにする際に、Java 11で導入されたリアクティブストリームに基づくHTTPクライアントをサポートするとともに、HttpRequestBuilderを介したCookie送信、事前圧縮されたファイル、CORSでのカスタムヘッダ、サーバーセッションでの封印されネストされたクラスのサポート、WebSocketとDeflate拡張機能の試験的なサポート、OkHttp WebSocket作成オーバーライド、例外処理などが追加されている。
そのほか、2020年~2021年のロードマップに含まれていた、オンボーディングエクスペリエンスの改善では、コンテンツの多くが書き直された、より適切なドキュメントが用意された。現時点では、約半分のドキュメントが完成している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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