あしたのチームは、自社でITエンジニアを採用している企業経営者を対象に実施した、ITエンジニアの「人事評価制度に関する実態調査」に関する調査の結果を、2月22日に発表した。
同調査は、2月5日~6日の期間に行われ、111名から有効回答を得ている。
調査対象者に、自身が経営する企業では、どの程度の周期でエンジニアの人事評価が行われているかを尋ねたところ、「1年に一度」が26.2%、「そもそも人事評価制度がない」が33.6%だった。
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自社で抱えるエンジニアの能力や仕事内容が、人事評価制度に適切に反映されていると思うかを尋ねた質問では、「全く思わない」が4.3%、「あまり思わない」が18.3%となっている。
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前問で「全く思わない」「あまり思わない」と答えた人に、その原因を尋ねたところ(複数回答)、「エンジニアに対して短期的・定量的な目標を提示しづらい」が62.5%、「エンジニアの個人の技術力を評価しにくい」が50.0%、「エンジニアの求める評価の軸や項目がわからない」が37.5%だった。
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同じく「全く思わない」「あまり思わない」と答えた人に、その他の考えられる原因を尋ねた質問では、「作業が多岐にわたり、定量的な評価基準を設けるのが難しい」「日常の業務に追われ、簡易で自社に適した方法がわからない」といった回答が寄せられている。
自社のエンジニアから人事評価についての不満の声や指摘を受けたことがあるかを尋ねたところ、「5回以上ある」が11.2%、「1~4回ある」が24.3%に達した。
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自社のエンジニアから人事評価についての不満の声や指摘を受けたことが「5回以上ある」「1~4回ある」と答えた人に、その内容を尋ねた質問(複数回答)では、「人事や上司が個人の技術力をきちんと評価できていない」が60.5%、「技術的な解決をしても会社の業績に連動してしまっている」が52.6%、「コミュニケーション能力など技術力や仕事内容以外の面が評価内容に入る」が47.4%となっている。
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エンジニアは他の職種の社員と比較して、能力や業務内容の人事評価への反映について、差があると思うかを尋ねたところ、「非常に反映されにくい」が4.3%、「少し反映されにくい」が32.4%だった。
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エンジニアの人事評価について、他の職種の社員と異なるエンジニア独自の人事評価制度が必要だと思うかを尋ねた質問では、「非常に思う」が31.0%、「少し思う」が47.9%となっている。
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