米Microsoftは、コードエディタVisual Studio Codeの2021年3月版となる、「Visual Studio Code 1.55」をリリースしている。
「Visual Studio Code 1.55」では、複数のカーソルに対応するとともに、スクリーンリーダーの制限を1000行に増やした。
また、macOS Big Surの新たなビジュアルスタイルに合わせて、macOSにおけるVSCodeのブランドアイコンを更新したほか、サッシュのホバーフィードバックの遅延を定義可能なworkbench.sash.hoverDelayの追加と、タッチデバイスに広い表面グラブ領域を提供するためのworkbench.sash.sizeの設定の改善、リストとツリーにおけるカスタムキーボードナビゲーションモードのサポート、デフォルトでのタブ装飾の有効化、キーボードショートカットエディタでの列のサイズ変更、VS Code CLI経由でのインストール/アンインストールされた拡張機能の検出、extensionPackプロパティを用いた拡張機能のセット表示など、非常に多くの機能追加・変更が行われている。
その他の注目すべき修正としては、@で始まるEmmet組み込みプラグインのチートがブロック内でのみ展開する、純粋なXMLドキュメントを編集する際にEmmetが起動する、名前が一意でない場合、デバッグ変数ビューにデバッグアダプタからの複数の変数が表示されない、Emmetの省略記法が.scssファイルで機能しない、新しい行に折り返す際にタブがすべての空きスペースを埋めないようにする必要がある、統合端末で中国語を入力できない、といった不具合が修正された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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