Eclipse Foundationは、オープンソースのデジタルツインフレームワークであるEclipse Dittoの最新版となる「Eclipse Ditto 2.0.0」を、5月6日(現地時間)にリリースした。
「Eclipse Ditto 2.0.0」では、デジタルツインのためのマージ/パッチがアップデートされたほか、認証に用いられるOpenID Connect/OAuth2.0クレーム抽出の構成、マネージドSSHトンネルを利用したAMQP、MQTT、HTTP経由でのエンドポイントへの接続の確立、既知のすべての接続を取得するためのDevOps APIの追加といった、機能追加・改善が行われている。
また、リリースにあたって、Java APIおよびHTTP APIから「Eclipse Ditto 1.1.0」で非推奨となったバージョン1のAPIや、@DeprecatedとしてマークされたJava APIのコードが削除されるとともに、Java APIとのバイナリ互換性のない変更と、開発をさらに簡素かつ容易にするためのMavenモジュールの再構築が行われた。
そのほか、ローリングアップデート中の安定性向上や、内部pub/subへのシャーディングコンセプトの追加、DBラウンドトリップ時間への影響を少なくするためのバックグラウンドクリーンアップの改善、Akkaなどサードパーティライブラリの更新なども行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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