米オラクルは、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)でArmベースの初めてのコンピューティング・サービス「OCI Ampere A1 Compute」を提供開始したことを5月25日(現地時間)に発表した。
「OCI Ampere A1 Compute」によって、Armベースのコンピューティング・インスタンスを時間あたり1セントで利用することができ、仮想マシンは1 OCPU(=Oracle Compute Unit:サービスの構築に使用する処理ユニット)から80 OCPU、コアあたり1GBから64GBのメモリ、ベアメタル・サービスは160コア、1TBのメモリに対応する。
ユーザーは、Armに最適化されたアプリケーションをコンテナ、ベアメタル・サーバー、オラクルのパブリック・クラウドまたは「Oracle Dedicated Region Cloud@Customer」上の仮想マシンにデプロイできるようになる。
なおOracle Cloud Infrastructureを初めて利用する開発者向には3つのプログラムが用意されている。
「Oracle Cloud Free Tier」では、開発者は30日間で300米ドルの無償クレジットを受け取れる。「Always Free Arm」アクセスでは、4つのA1コアと24GBのメモリが利用することができる。また、新たに開始された「Arm Accelerator」プログラムにおいて、必要なリソースが「Oracle Cloud Free Tier」では足りないArmベースの開発プロジェクトを推進しているオープンソース開発者、ISVパートナー、お客様、大学は、このプログラムに応募することで「Oracle Cloud」のクレジットを12か月間受け取れる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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