米Hachi Corpは、開発プロセス抽象化ツールHashiCorp Waypointの最新版となる「HashiCorp Waypoint 0.4」を、6月3日(現地時間)に発表した。
HashiCorp Waypointは、開発者があらゆるプラットフォームでアプリケーションをビルド、デプロイ、リリースするための一貫したワークフローを提供するオープンソースプロジェクト。「HashiCorp Waypoint 0.4」では、ビルド、デプロイ、リリースプロセス全体をwaypoint.hclで再作成または複製する必要はなく、既存のHashiCorp Nomadジョブファイル、Kubernetes YAML、その他のアプリケーション設定ファイルを使用できる。データモデルの中核は“可変対応”となり、プラグインによってgeneration IDの生成が可能となっている。
また、デプロイメントまたはリリースの正常性をレポートするためのステータスレポート機能が搭載され、デプロイメントやリリースのステータスを表示し、正常性レポートを生成できる。現在、Kubernetes、Nomad、AWS ALB、Dockerの組み込みプラグインがステータスレポートをサポートしており、今後のサポート拡大も予定している。
そのほか、デフォルト以外のBuildpackプロセスタイプのサポート、Dockerプラグインにおけるビルドコンテキスト設定のサポート、エラー時のKubernetesデプロイメントの破棄など、さまざまな機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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