米Googleは、ビルドアーティファクトを保存、管理、保護する「Artifact Registry」における、Node.js、Python、Javaリポジトリサポートのプレビュー提供を、6月8日(現地時間)に開始した。
Artifact Registryにおける新たなリポジトリ形式のサポートによって、すべてのアーティファクトを合理化して、一貫したビューを取得可能となる。
また、新たなリポジトリ形式を含むArtifact Registryを、Google Cloudのビルドおよびランタイムサービス、既存のビルドシステムと統合できる。おもなユースケースとしては、Google Kubernetes Engine (GKE)、Cloud Run、Compute Engine、その他のランタイムサービスへのデプロイ、OCIイメージの自動脆弱性スキャンが可能なCloud BuildによるCI/CDなどが想定されている。
さらに、Artifact Registryを使用することで、コンテナイメージの脆弱性スキャンや、セキュリティ境界によるリポジトリ保護(VPC-SCサポート)、Cloud IAMを使用したリポジトリレベルでのアクセス制御、デフォルトのGoogle管理による暗号化に代わる顧客管理の暗号鍵(CMEK)の使用、Cloud Audit Loggingによるリポジトリ使用状況の追跡および確認などが可能になる。
ほかにも、Artifact Registryのリージョンサポートによって、デプロイが行われるリージョンでアーティファクトを管理およびホストできるようになり、レイテンシとコスト削減が実現する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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