米Amazon Web ServicesとAmazon.comは、最新のコンテナおよびサーバレスアプリケーションの基盤となるマイクロサービスを簡単にプロビジョニング、デプロイ、監視できるようにするアプリケーションデリバリサービス「AWS Proton」の一般提供を、6月9日(現地時間)に開始した。
AWS Protonは、コンテナやサーバレスといったコンピューティングの単位が動的な場合に、プラットフォームチームが開発者にアプリケーションをプロビジョニング、デプロイ、監視する簡単な方法を提供可能なアプリケーションデリバリサービス。
AWS Protonでは、アプリケーションコンポーネントをスタックとして定義することで、コンピューティング、ネットワーキング、コードパイプライン、セキュリティ、モニタリングなど、アプリケーションのプロビジョニング、デプロイ、監視に必要なものをすべて作成する。
AWSのベストプラクティス(セキュリティ、アーキテクチャ、ツール)が組み込まれた、精選されたアプリケーションスタックが含まれるため、インフラストラクチャチームは開発チームへの迅速なスタックの配布が可能になる。また、インフラストラクチャチームは、スタックを簡単に作成してAWS Protonコンソールに公開できる。
開発者は、コードをデプロイする準備が整ったら、ユースケースに最適なスタックを選択し、アプリケーションのパラメーターを入力することで、デプロイを行える。
リクエストされたAWSサービスのプロビジョニング、CI/CDパイプラインを介したコードのプッシュ、モニタリングとアラームの設定、コードのコンパイル、テスト、デプロイといった、アプリケーションのデプロイに必要なすべての処理が可能になっている。
AWS Protonは、現時点で米国東部(バージニア北部、オハイオ)、米国西部(オレゴン)、ヨーロッパ(アイルランド)、アジアパシフィック(東京)で利用できるほか、近日中に他のリージョンも追加される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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