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緊急事態宣言で負荷急増! 想定外の危機にスタディサプリはどう対処したか?【デブサミ2021】

【19-D-6】想定外の負荷を乗り切ったオンライン教育サービスの裏側

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2021/07/12 11:00

 COVID-19の影響を受け、さまざまなビジネスが急速にオンライン化していきました。そして、従来存在していたオンラインのサービスに対しては、これまでにない需要が殺到することとなりました。その典型例がオンライン教育サービスです。このセッションでは、そんな想定外の負荷を乗り切ったオンライン教育サービス、スタディサプリの裏側についてQuipperの近藤健司(@chaspy)さんからお話いただきました。

目次
Quipper Ltd. SRE 近藤健司氏
Quipper Ltd. SRE 近藤健司氏

COVID-19で大きな影響をうけたスタディサプリ

 国内向けサービスのスタディサプリシリーズと、海外向けサービスのQuipper。Quipperはもともとロンドンで設立され、2015年にM&Aを経てリクルート傘下になりました。

スタディサプリ/Quipperのサービスラインナップ
スタディサプリ/Quipperのサービスラインナップ

 まずは国内の事例として、COVID-19流行とともにスタディサプリに起こった数々の危機と、その対応までの試行錯誤が紹介されました。

トラフィックが2倍になった

 2020年3月は、COVID-19が本格的に流行してきた時期でした。学校には一斉休校が要請され、これからの教育に対し誰もが不安を抱いていた。この時期、スタディサプリではこれまでの2倍のトラフィックを記録していました。幸いサービスダウンなどにつながるほどの負荷ではありませんでしたが、社内では「これからどうなるのだろう……」と、ざわざわしていました。

アクセス数急増
アクセス数急増

緊急事態宣言でアクセスは5倍まで増加

 4月になり、緊急事態宣言が発令されると、毎日最高記録を更新するような日々が続きました。「GWをどう乗り切ろうか」――。社内で関係者と日々議論する中、5月には全国の自治体からの受注が増えていきました。

DBが単一障害点に

 スタディサプリで使用していたMongoDBは、これまでも何度かボトルネック化していました。その都度インスタンスをスケールアップし対応してきましたが、その時使っていたのは、AWSのなかでも最もIO性能が高いi3en.24xlargeインスタンスクラスを使用していました。それでさえ、いよいよ間に合わなくなってきたのです。


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連載:【デブサミ2021】セッションレポート

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著者プロフィール

  • 小田中 育生(オダナカ イクオ)

     開発(Develop)を愛する人たちの集まり、DevLOVEによく出没する人。  所属する企業においては、研究開発のディレクションとエンジニアがいきいきと働けるDX(Developer eXperience)を重視した風土づくりという両輪を回し続けている。  近年はアジャイル開発に助けられてい...

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