Springフレームワークの開発チームは、クラウドネイティブなアプリ開発のためのツール群であるSpring Cloudの、Hoxtonリリーストレインの最終定期リリースとなる、「Spring Cloud Hoxton Service Release 12(SR12)」を、7月7日(現地時間)にリリースした。
「Spring Cloud Hoxton SR12」は、おもにバグ修正とドキュメント関連のリリースで、Spring Boot 2.3.xおよび2.2.xと互換性がある。
おもな変更としては、Spring Cloud CommonsにTaskSchedulerWrapperが追加され、Spring Cloud GatewayではGatewayRedisAutoConfigurationを無効にできるようにするとともに、ルートのURIのスキームで大文字と小文字を区別しないよう変更されている。
さらに、Spring Cloud OpenFeignではSpringFormEncoderのサポートが改善され、Spring Cloud NetflixではTraceProxyRequestHelperにおける特殊文字サポートの追加、eureka.client.healthcheck.enabled= trueでのレジストリへのステータス伝播が修正された。また、Spring Cloud CircuitBreakerではReactive Resilience4J CircuitBreakersが、構成プロパティを介して構成可能になっている。
ほかにも、いくつかのモジュールが更新された。
なお、Spring Boot 2.3.xのライフサイクルに従って、Hoxtonリリーストレインは2022年2月末までは、セキュリティと重大なバグのみ修正が行われる、特別なメンテナンス期間に入る。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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