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![]() 柳井です。 去年、梨木香歩の「西の魔女が死んだ」という本を読みました。その本を読み終わった時、「この本は名作として残る作品だ」という感想を持ちました。 私が「名作として残る」と思う作品には条件があります。それは「いつの時代に読んでも共通の部分があるシンプルなもの」です。それは、人間の根源的な部分に触れるものでありながら、それを非常にシンプルな形で抽出しているものです。 ソフトを売る人は、よく「高機能、多機能」をうたい、そのことで市場に食い込もうとします。その商品が、枯れたジャンルの商品なら、それで構わないでしょう。しかし、新しいものならば、できるだけシンプルにする必要があると思います。人々が求めているのは、ワンボタンで新しい体験をさせてくれるソフトだからです。 名作として残る可能性のある作品がシンプルであるように、人々に受け入れられるソフトもシンプルなものだと思います。 |
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