米Amazon Web Servicesは、Redis互換の耐久性に優れたインメモリデータベース「Amazon MemoryDB for Redis」の一般提供を、8月19日(現地時間)に開始した。
「Amazon MemoryDB for Redis」は、データの耐久性と高可用性を備えた、μsの読み取りと10ms未満の書き込みパフォーマンスが求められるアプリケーションを、簡単かつ費用対効果の高い方法で構築できる。
すべてのデータがメモリに保存されるため、低遅延で高スループットのデータアクセスが可能になり、複数のアベイラビリティーゾーン(AZ)にまたがるデータを格納する分散トランザクションログを使用して、高速フェイルオーバー、データベースリカバリ、およびノードの再起動を高い耐久性で実現する。
オープンソースのRedisとの互換性があるので、使い慣れたRedisデータ型、パラメータ、コマンドセットをサポートし、Redisで使用しているコード、アプリケーション、ドライバ、ツールを使用できる。
また、文字列、ハッシュ、リスト、セット、範囲クエリを使用したソートセット、ビットマップ、ハイパーログログ、地理空間インデックス、ストリームなど、多くのデータ構造へただちにアクセス可能なほか、組み込みレプリケーション、LRU(Least Recently Used)エビクション、トランザクション、自動パーティショニングといった、高度な機能にもアクセスできる。
ノードごとのオンデマンドインスタンス時間、クラスタに書き込まれるデータの量、スナップショットストレージに基づいて料金が発生し、現時点では米国東部(バージニア北部)、EU(アイルランド)、アジアパシフィック(ムンバイ)、南米(サンパウロ)で利用可能となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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