米Microsoftは、さまざまなWindowsデバイスで、GPUアクセラレーションによって機械学習におけるモデルトレーニングのエクスペリエンスとパフォーマンスを向上する、「TensorFlow-DirectML」の一般提供を9月9日(現地時間)に開始した。
TensorFlow-DirectMLをインストールすることで、既存のモデルトレーニングスクリプトとのシームレスな連携が可能になる。
同社はこれまで、既存のTensorFlowチュートリアル、オンライン学習コース、TensorFlowベンチマークセット、AIベンチマーク、その他の一般的に使用されるニューラルネットワークから、さまざまなモデルスクリプトを集めており、これらのモデルを元に学生から専門家まで役立つ、幅広いシナリオを提供する。
また、ユーザーからのフィードバックに基づき、WindowsおよびWSL内でのTensorFlow-DirectMLのエクスペリエンスを改善し、畳み込みやバッチ正規化をはじめとする特定の演算子の最適化、GPUスケジューリングとメモリ管理の微調整など、TensorFlowがDirectMLを最大限活用できるようにするとともに、AMD、Intel、NVIDIAとの共同開発によって、DirectX 12に対応するGPUでハードウェアアクセラレーションによるトレーニングを可能にしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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