米Googleは、高速で軽量なWebコンポーネントを構築するためのライブラリである「Lit 2」の安定版を、9月21日(現地時間)にリリースした。
「Lit 2」には、Litのレンダリング方法をカスタマイズできるカスタムディレクティブを作成するための新しいクラスベースのAPIが導入されているほか、DOMに追加されたり、DOMから削除されたりしたときに通知を受け取れる非同期ディレクティブ、コンポーネントが更新、DOMに追加、またはDOMから削除された場合の応答を可能にするリアクティブコントローラ、要素全体に作用する式を追加する要素式などが追加されている。
さらに、ほとんどのLit関連コードが変更のテストを容易にすべく、モノリポジトリに移動されるとともに、Litやその他のWebコンポーネントのサーバサイドレンダリングのサポートなどがモノリポジトリに追加されたほか、ガイド、APIドキュメント、チュートリアル、インタラクティブなコードエディタを備えたWebサイト「lit.dev」においてサイト検索が追加され、切り替え可能なJavaScript/TypeScriptコードスニペットによるJavaScriptユーザーのサポートが向上した。
なお、最初のRC以降に行われた修正のほとんどはバグ修正だが、今回リリースされた安定版では、要素のライフサイクルが一時停止しないようになり、以前のLitの仕様に戻ったほか、開発ビルドでのランタイム警告が改善されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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