プログラミング言語Pythonの開発チームは、「Python 3.11.0a0」を10月3日(現地時間)にリリースした。
「Python 3.11.0a0」では、トレースバックを出力する際にインタープリタが行だけでなく、エラーの原因となった正確な式を指すようになり、深くネストされたディクショナリオブジェクトや複数の関数呼び出しを処理するときなどに役立つ。
なお、拡張トレースバック機能で使用される情報は、バイトコード命令をソースコードと相関させるために使用できる一般的なAPIとして利用可能になる。
さらに、非同期内包表記が非同期関数の内包表記内で許可されるようになり、外側の内包は暗黙的に非同期になるほか、contextlib.ExitStack.enter_context()と contextlib.AsyncExitStack.enter_async_context()において、コンテキストマネージャまたは非同期コンテキストマネージャプロトコルをサポートしないオブジェクトのAttributeErrorの代わりにTypeErrorが発生するなど、さまざまな機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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