プライベートクラウドを構築・管理するためのクラウドコンピューティングプラットフォームであるOpenNebulaの開発チームは、「OpenNebula 6.2」(コードネーム:Red Square)のベータ版を10月6日(現地時間)にリリースした。
「OpenNebula 6.2」は、バージョン6.0で導入された機能を拡張するとともに、React/Reduxで構成され、FireEdgeサーバによって提供されるSunstone GUIが新たに搭載されている。
Sunstoneは、デフォルトとして推奨されるWebインターフェースであり、使いやすさとユーザーエクスペリエンスに重点を置くとともに、大規模なインフラストラクチャを考慮に入れてパフォーマンスに焦点を当てているものの、強力な検索機能などを削ることなく、次回のLTSとなる「OpenNebula 6.4」では、インターフェースが完全に機能するSunstoneの提供を予定する。
さらに、OneProvisionコンポーネントがオンデマンドで新しいプロバイダドライバを追加できるようになり、OpenNebulaのリリースをパブリッククラウド/エッジプロバイダのカタログと同期させる必要がなくなった。
そのほか、競合状態を軽減する新たなスケジュールされたアクションAPIには、Sunstoneでのサポートと表示が含まれており、OneProvision GUIにてクリーンアップパラメータがサポートされるようになり、過去のVMを追いかける必要がなくなっている。また、LXCドライバにおいて、いくつかの改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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