米Microsoftは、コードエディタVisual Studio CodeにおけるJavaサポートのバージョン1.0を、10月20日(現地時間)にリリースした。Visual Studio CodeでのJavaサポートは、MicrosoftとRed Hat、およびVisual Studio CodeコミュニティとJavaコミュニティによるコラボレーションによって開発されている。
Visual Studio CodeにおけるJavaサポートのバージョン1.0では、Java 17を正式にサポートするとともに、LSPの新機能によって、多くのシナリオでのパフォーマンス向上が実現したほか、デフォルトのJVMオプションを使用した際の、より大規模で複雑なプロジェクトのユーザーエクスペリエンスを向上した。さらに、いくつかの小さな改善によって、言語サーバの応答性を高めている。
ほかにも、型階層への容易なアクセス、ライブラリのソースコードの迅速な発見、より簡単な開発体験を提供するためのさまざまなコードアクションの採用、Gradle Kotlin(.kts)のサポートなど、さまざまな機能追加・改善が行われた。
今後は、コンパイルのエラー/警告およびコードフォーマットオプションの構成を容易にするとともに、より便利なオートコンプリートの提案、便利なコードアクションのさらなる追加とEclipse Java IDEで提供される機能と同等の機能の網羅、言語サーバの全体的なパフォーマンスと起動時間のさらなる改善、拡張機能へのJavaランタイムの埋め込みによる全体的なエクスペリエンスの向上など、多くの改善を計画している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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