富士通は、今後同社のビジネス成長戦略にとって重要な技術領域において卓越した技術力を保有し、ビジネス戦略や顧客の価値創造に貢献しているエンジニアをグローバル共通の基準で認定する「Global Fujitsu Distinguished Engineer(以下、「Global FDE」)」制度を開始することを、12月6日に発表した。
「Global FDE」は、同社グループにおける最高峰のエンジニアに称号を授与し、顕在化するとともに、ジョブ型人事制度と連動させる形でエンジニアを処遇し、キャリアパスを明確にする。
同社は「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていく」というパーパス実現を目指す新事業ブランド「Fujitsu Uvance」を10月に策定し、技術を活用したイノベーション創出を加速している。「Global FDE」は同社の技術の顔として、その卓越した技術力の活用によって顧客のビジネス課題を解決する先鋒を担い、同社グループのエンジニアの最高峰として、事業戦略や技術戦略の策定に参画する。またジョブ型人事制度におけるエンジニアのロールモデルとして位置づけられ、その人事戦略をより加速する重要な役割を果たす。
同制度では、国籍や年齢・性別を問わず、現在および将来の重要な技術領域におけるエンジニアの専門性や技術力の高さ、ビジネス貢献などグローバル共通の基準で評価し認定する。今年度は、「ハイブリットIT」「ネットワーク」「サイバーセキュリティ」「AI」「データ」「コンピューティング」「プロジェクトマネジメント」の7つの認定領域を設定し、グローバルで32名を「Global FDE」として認定した。
認定領域は、ビジネス状況に合わせて、随時見直しを行っていく予定。今後は1年単位で認定を行い、2023年度までに100名程度とすることを目標としている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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