SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

DeveloperZine(デベロッパージン)- エンジニアの意思決定を支える技術情報メディア ProductZine

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Power Automate Desktopチュートリアル

Windows10の無償デスクトップ自動化ツール「Power Automate Desktop」でWebブラウザーでの作業を自動化する

Power Automate Desktopチュートリアル 第6回

ブラウザー自動化アクションによるフローの作成

 では、ここからは具体的にブラウザー関連のアクションを使って、フローを作成していきます。まずはブラウザーからサイトにアクセスする方法からです。

 もっとも、ブラウザー自動化アクションを使用したフローをフローデザイナーだけで一から作成するのは面倒なので、「レコーダー」を使用して記録し、少しずつ改良してフローを作成することを考えます。

[1]レコーダーを起動する

 新規にフローを作成して、名前を付けて、フローデザイナーを表示します。ツールバーの[レコーダー]をクリックしてください。

Googleの検索ページ
ツールバーのレコーダー

[2]ブラウザーを起動する

 [レコーダー]ウィンドウで、右上の[︙]ボタンをクリックして、[新しいブラウザーを起動する]―[Chrome]をクリックします。

ツールバーのWebレコーダー
新しいブラウザーを起動する

[3]移動先を「Google検索」ページにする

 ブラウザーのブランクページが起動します。[レコーダー]ウィンドウの移動先の右側の[about:blank]のところを選択して、「https://www.google.co.jp/」と上書きします。

 ブラウザーのアドレスバーにも、「https://www.google.co.jp/」を入力して、[Enter]キーを押して「Google検索」ページに移動します。

Webレコーダーによるレコード開始
ブランクページ
Google検索ページに移動
Google検索ページに移動

[4]レコーディングを開始する

 [レコーダー]ウィンドウで、[記録]ボタンをクリックします。

検索する単語(国民の祝日)を入力
レコーダーによるレコード開始

 記録が開始され、Chrome内のページ要素上でマウスカーソルをホバーさせると、赤枠が表示されます。クリックやキーボードの押す操作をするとクリックやキーボードを操作すると、その内容が記録されていきます。

 記録されたアクションを削除したい場合、ごみ箱のアイコンをクリックします。また記録せずに操作したい場合は、[一時停止]ボタンをクリックして操作します。レコード開始から記録したすべてのアクションを削除したい場合は、[リセット]ボタンをクリックします。

[5]Googleで検索する

 検索欄にマウスカーソルを近づけて、input:textの赤枠が表示されるのを確認して、クリックします。入力できる状態になったら、「国民の祝日」と入力して、[Enter]キーを押して検索します。

Webレコーダーの終了
検索する単語(国民の祝日)を入力
記録したアクションで作成したフロー
検索結果(国民の祝日)

 結果が表示されるので、一番上の「国民の祝日について - 内閣府」リンクをクリックします。

検索結果のリンクの先のページ
検索結果のリンクの先のページ

[6]レコーダーを終了する

 [レコーダー]画面の下部の[終了]ボタンをクリックして、記録を終了します。

レコーダーの終了
レコーダーの終了

[7]動作確認する

 フローデザイナーに戻ったら、記録したアクションが、ワークスペースにセットされます。

レコーダーの終了
記録したアクションで作成したフロー

 動作確認のために、ツールバーの[実行]ボタンをクリックします。再び、検索が実行されて、結果のリンク先(「国民の祝日について - 内閣府」)が表示されます。

ブラウザー自動化のアクションでWebページからデータを抽出する

 前項で作成したフローを編集して、フロー実行の結果が表示されているページからデータを抽出してみましょう。

[1]データ抽出アクションを配置する

 アクションペインの[ブラウザー自動化]アクショングループの[Webデータ抽出]ノードを展開して、[Webページからデータを抽出する]アクションをフローの末尾に配置します。

Webページからデータを抽出するアクションの配置
Webページからデータを抽出するアクションの配置

[2]Webページからデータを抽出する

 [Webページからデータを抽出する]の設定画面が開くので、そのままChromeの画面をアクティブにします。[ライブWebヘルパー]ウィンドウが表示されるので、「国民の祝日について - 内閣府」ページの要素上でのマウスカーソルホバーで赤枠が表示されます。

ライブWebヘルパー
ライブWebヘルパー

 スクロールし、「〇令和4年(2022年)の国民の祝日」の下のテーブル要素の中で、右クリックします。コンテクストメニューが表示されたら[HTMLテーブル全体を抽出する]を選択します。

HTMLテーブル全体を抽出する
HTMLテーブル全体を抽出する

 [ライブWebヘルパー]ウィンドウに、テーブルの内容が表示されことを確認して、[終了]ボタンをクリックします。

ライブWebヘルパーに抽出された
ライブWebヘルパーに抽出された

[3]抽出したデータをExcelシートに記録する設定をする

 [Webページからデータを抽出する]設定画面の[データ保存モード]で、「Excelスプレッドシート」を選択して[保存]します。

Webページからデータを抽出するアクションの設定
Webページからデータを抽出するアクションの設定

[4]動作を確認する

 フローデザイナーに戻ったら、フローを保存して動作確認をし、ツールバーの[実行]ボタンをクリックします。すると、ページのテーブルの内容が、Excelのシートに転記されることが確認できます。

実行結果(抽出データをExcelのシートに書き込み)
実行結果(抽出データをExcelのシートに書き込み)

 引き続きこのフローを使用しますので、フローデザイナー、ブラウザーのページは閉じないでおきます。

次のページ
サイト上のファイルをダウンロードするフローの作成

この記事は参考になりましたか?

Power Automate Desktopチュートリアル連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

WINGSプロジェクト 飯島 聡(WINGSプロジェクト イイジマ サトシ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/15410 2022/01/25 11:00

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー