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Power Automate Desktopチュートリアル

Windows10の無償デスクトップ自動化ツール「Power Automate Desktop」でWebブラウザーでの作業を自動化する

Power Automate Desktopチュートリアル 第6回

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 Power Automate Desktopは、自動化可能な作業の流れ(フロー)をデザインし、実行するためのソフトウェアです。第5回では、フローから簡単なExcel操作を行いました。第6回ではPower Automate Desktopフローからのブラウザー(Google Chrome)の操作を使用したフローをデザインします。

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 [注意]今回はPower Automate Desktopの作業しているPCにExcelとGoogle Chromeがインストールされている前提としています。

対象読者

  • Excel/PowerPointなど、一般的なツールの操作を理解している人
  • RPAツールを用いて業務を自動化したい人

ブラウザー自動化アクション

 日常作業で情報収集する場合、ブラウザーで情報を検索して、結果のページで情報を確認し、コピーして保存するという場面があります。例えば、

  • 定期的にホームページ上で発表されているものを確認・データを保存する
  • 社内システムなどWebページへの日次の入力作業

といった定型作業です。これらの作業もPower Automate Desktopのブラウザー自動化アクションによって自動化できます。現時点で対応しているブラウザーは以下の通りです。この記事ではGoogle Chromeを使用します。

  • Internet Explorer
  • Microsoft Edge(Chromium base)
  • Firefox
  • Google Chrome

 フローデザインの前に、設定変更やブラウザーへの機能拡張のインストールが必要です。既にインストールされていれば、こちらの手順は不要です。

ChromeのPower Automate Desktop拡張機能のインストール手順

 以下にChromeでのインストール手順を紹介します。他のブラウザーでの手順については、「ブラウザーの使用と拡張機能の管理 - Power Automate | Microsoft Docs」も参考にしてください。

[1]フローデザイナーを開く

 新しいフローを作成して、フローデザイナーを開きます。

[2]インストールページを開く

 フローデザイナーの[ツール]メニューから[ブラウザー機能拡張]の[Google Chrome]をクリックして、インストールページを開きます。

Chrome機能拡張のインストール先へのリンク
Chrome機能拡張のインストール先へのリンク

[3]Chromeに追加する

 拡張機能のインストールページが開くので、[Chromeに追加する]ボタンをクリックします。

ChromeのPowerAutomateDesktop拡張
ChromeのPower Automate Desktop拡張

ブラウザー関連のアクション

 ブラウザー自動化には以下のアクションがあります。

ブラウザー自動化のアクション
分類 アクション
基本 Webページに次が含まれる場合
  Webページのコンテンツを待機します
  新しいInternet Explorerを起動します
  新しいFirefoxを起動する
  新しいChromeを起動する
  新しいMicrosoft Edgeを起動する
  新しいタブを作成
  Webページに移動します
  Webページのリンクをクリックします
  Webページのダウンロードリンクをクリックします
  WebページでJavaScript関数を実行
  Webページの要素にマウスをホバー
  Webブラウザーを閉じる
Webデータ抽出 Webページからデータを抽出する
  Webページ上の詳細を取得します
  Webページ上の要素の詳細を取得します
  Webページのスクリーンショットを取得します
Webフォーム入力 Webページ上のテキストフィールドをフォーカス
  Webページ内のテキストフィールドに入力する
  Webページのチェックボックスの状態を設定します
  Webページのラジオボタンを選択します
  Webページでドロップダウンリストの値を設定します
  Webページのボタンを押します

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この記事の著者

WINGSプロジェクト 飯島 聡(WINGSプロジェクト イイジマ サトシ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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