米Microsoftは、macOS向けの統合開発環境「Visual Studio 2022 for Mac Preview 5」を、1月25日(現地時間)に公開した。.NET 6およびApple M1プロセッサでネイティブに動作する、最初のVisual Studio for Macとなる。
「Visual Studio 2022 for Mac Preview 5」は、Monoランタイムから.NET 6へ移行することで、.NET 6の新たなI/O実装に由来するいくつかのシナリオでのパフォーマンス向上のメリットが得られる。現時点では、初期ビルドのため違いはわずかだが、今後さらにApple M1プロセッサへの最適化を進めていくという。
さらに、macOSのネイティブUIへの移行もさらに進めており、IDEエクスペリエンス全体がmacOSのネイティブUIで実装された。現在までに、「Visual Studio 2019 for Mac」のユーザーエクスペリエンスの95%近くが、macOSのネイティブUIに移行しており、これにはエディタ、一般的に使用されるすべてのツールウィンドウ、ほとんどの環境設定とプロジェクト設定が含まれる。
なお、「Visual Studio 2022 for Mac Preview 5」ではドキュメントスイッチャとドキュメントアウトラインウィンドウがmacOSのネイティブUIで実装されており、今後も引き続きmacOSのネイティブUIへの移行が行われる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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