米Googleは、必要な数の証明書またはドメインで外部HTTP負荷分散を使用できるようにする「Certificate Manager」を、2月1日(現地時間)にプレビュー公開した。
Certificate Managerは、顧客ごとに複数の証明書をサポートしており、自動化されたオートスケーリングとフェイルオーバーを備えたグローバルなエニーキャスト負荷分散ソリューションと組み合わせることで、堅牢なSaaSおよびPaaSを提供するためのプラットフォーム実現が可能になり、最小の遅延と最高レベルの可用性で顧客のカスタムドメインをサポートできるようになる。
今回のプレビュー公開では、DNSベースの認証を使用してGoogleが管理する証明書をプロビジョニングし、負荷分散の本番環境が完全にセットアップされる前にそれらを使用可能にすることも可能になっている。また、DNSベースのドメイン制御認証によってワイルドカード証明書のサポートを提供できる。なお、ワイルドカード証明書の使用にあたっては、まずDNS認証を設定する必要がある。
ほかにも、「Google Cloud Logging」を使用して証明書の有効期限を監視する機能も備えている。
Certificate Managerでは、最初の100個の証明書への使用にあたって、追加料金は発生せず、証明書の数が100を超えた場合は月額で課金される料金体系なので、可能な限り費用対効果の高い方法で必要な数の証明書にスケールアップできる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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