バルテスは、同社が開発するソフトウェアテストを日本語でカンタンに自動化可能にするツール「T-DASH(ティーダッシュ)」に新機能を追加し、正式版をリリースしたことを2月1日に発表した。
「T-DASH」は、プログラムコードを書くことなく、非エンジニアでも簡単にWebアプリケーションの動作確認・検証が可能なテスト自動化ツール。従来のソフトウェアテストの自動化を阻んでいたメンテナンスコスト・技術的難易度に対し、T-DASHは日本語でテストケース(自動化スクリプト)を作成することができ、回数無制限で自動テストを実行することが可能。ローコードでテスト自動化を構築することで、テストコストを最大50%削減できる。
今回、リリースされた正式版ではユーザーからの希望に応え、以下の新たな機能が追加された。
プロジェクト共有
T-DASHで作成した自動化プロジェクトを、ファイル共有やGitHub経由で他の利用者に共有できる機能。
カスタム動作の開発
T-DASHで準備している標準の動作以外、ユーザーが自身で動作を作成できる機能。
画面項目のまとめて取得機能
機能画面定義で設定した要素名をもとに、依存関係のある要素のパスを一括で取得できる機能。
データドリブン機能
テストケースで入力値を変えてバリエーションのテストをしたい場合、エクセルなどでデータを準備するだけで同じようなテストケースを複製することなく値のみを変更してテストができる。
英語対応
日本語と英語の切り替えを行うことができる。本機能を利用することで、英語で作成したテストケースを日本語で編集といった異なる言語間での自動化構築が可能になる(2022年3月より対応)。
今後も同社は、利用者のニーズに合わせて機能のアップデートを行い、企業のテスト自動化を支援していく。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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