Cloud Native Computing Foundation(CNCF)の技術監視委員会(TOC)は、サーバレス/イベント駆動型のクラウドネイティブアプリケーションをデプロイ、実行、管理するためのコンポーネントをKubernetesに追加する「Knative」を、CNCFインキュベーションプロジェクトとして受け入れることを3月2日(現地時間)に発表した。
Knativeは、2018年にGoogleによってプロジェクトが設立され、その後IBM、Red Hat、VMWare、SAPと緊密に連携して開発されており、2021年11月にバージョン1.0に到達している。
Knativeには、Kubernetesでサーバレスコンテナを簡単に実行できるようにするとともに、ネットワーキング、自動スケーリング、リビジョントラッキングの詳細を処理し、開発者がコアビジネスロジックに集中することを可能にするKnative Servingと、CloudEventsに基づくイベントのユニバーサルサブスクリプション、配信、および管理を実現し、宣言型のイベント接続と開発者向けのオブジェクトモデルを使用してデータストリームにコンピューティングをアタッチすることで、最新のアプリを構築できるKnative Eventingの、2つの主要コンポーネントで構成され、プラグインや拡張機能といったエコシステムとしてはCLIとインストールオペレータを含むknative-sandboxを用意する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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