米Googleは、データレイクとウェアハウスを統合することでデータ制限を取り除く、データレイクストレージエンジン「BigLake」のプレビュー版を、4月6日(現地時間)に発表した。
BigLakeでは、Google Cloudが提供するAPIインターフェース、Parquetなどオープンファイル形式、Apache Sparkといったオープンソース処理エンジンによって、きめ細かいアクセス制御が利用可能になり、ソースからデータを複製または移動する必要がなくなるため、コストや非効率さを削減できる。
あわせて、Spannerの変更ストリームも発表されており、Spannerの挿入、更新、削除をリアルタイムに追跡して、Spannerデータベース全体にリアルタイムで変更をストリーミングすることで、常に最新のデータにアクセスすることが可能になり、リアルタイム分析のためにSpannerからBigQueryへ変更を複製したり、Pub/Subを使用してダウンストリームアプリケーションの動作をトリガーしたり、コンプライアンスのために変更をGoogle Cloud Storage(GCS)に保存したりできるようになる。
さらに、AIモデルの生産をより迅速に行い、メンテナンスをさらに容易にする、Vertex AI WorkbenchとVertex AI Model Registryを使用したMLOps機能も発表されたほか、Looker Explore、Googleスプレッドシート、またはドラッグ&ドロップ可能なData Studioインターフェースなど、さまざまな方法によるデータの操作を可能にするConnected Sheets for Lookerがリリースされ、Data Studio内のLookerデータモデルにアクセス可能になった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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