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メルカリ、プルリクエストをトリガーにKubernetesでテスト環境を作成するOSS「KubeTempura」を公開

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 Mercari US Microservices Platform TeamのYuya Yaguchi氏は、同社の4月8日のブログにて、プルリクエストの作成時にKubernetes上にテスト環境を簡単に作成できるツール「KubeTempura」をOSSで公開したことを発表した。

 KubeTempuraは、GitHubでのプルリクエスト(PR)をトリガーとしてKubernetesのリソースを作成できるツール。PRの作成だけでなく、PRへのコミットのプッシュもトリガーとして機能する。

 同氏によると、「PRごとに環境をつくるというアイデアはHeroku Review Appsなど広く知られているもの」で、社内でもKubernetes向けに似たアイデアのツールがあり、利用されていたという。

 しかし、以前のプログラムでは同社内の典型的な設計のマイクロサービスにはうまく対応できるものの、ServiceやDeploymentが複数あったり、Ingressがあったりなかったりといったケースに対応する場合は、コードの変更と特別なアノテーションの追加が求められていた。

 KubeTempuraでは、ReviewApp CRDを定義し、そこで配置するリソースをテンプレートとして定義することで、PRに対してどのようなリソースを配置するかユーザーが決定できるように設計し、柔軟性が向上した。

 GitHub ActionsなどのCIを利用してもこうした機能を実装できるが、Kubernetes Operatorとして実装した理由として、Mercari US社内で50のマイクロサービスとそれに対応するレポジトリを運用しており、それぞれでGitHub Actionsを設定する際の煩雑さを挙げている。KubeTempuraでは、すべての設定をKubernetes上にReviewApp resourcesとして集約することで、組織やサービス数の拡大に対しスケーラブルな設計となっている。

 KubeTempuraの利用手順や注意点については、同社のブログのほか、KubeTempuraのGitHubレポジトリにて案内されている。

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https://codezine.jp/article/detail/15810 2022/04/12 15:00

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