Querierは、ローコードツール「クエリア」を4月25日に正式ローンチした。
「クエリア」は、“エンジニアを管理画面の開発から解放し、プロダクト開発に100%の力を注げるようにする。”をミッションに掲げており、社内向け管理画面を圧倒的な速さで、かつビジネスのスケールに合わせて柔軟に構築できるエンジニア向けローコードツール。
バックエンドエンジニアが、UIをドラッグ&ドロップして、裏側の処理をSQLやJavaScriptで記述することで、フルスクラッチでの開発と比較して数倍の速さで管理画面を社内に提供することが可能になっている。
おもな用途としては、
- Firebaseと接続したデータの新規登録や削除を行う管理画面
- RestAPIと接続したステータスを変更し、ユーザーに通知を送る管理画面
- MySQLと接続した社内の人材の部署移動の登録や社内販売の入金確認をする管理画面
の作成が挙げられる。なお、どこかでフルスクラッチでリプレイスしなければならないプロダクトではなく、要件が複雑になっても永続的に使い続けられる、柔軟性を持ち合わせたプロダクトとして開発を進めており、ビジネスのスケールに合わせて柔軟に管理画面をアップデートできる。
おもな機能としては、データソースとの簡単な連携、ドラッグ&ドロップによるUIコンポーネントの配置、GUIによる連携したデータソースごとに必要な処理の定義、誰がどのデータにアクセス可能か/誰がいつどのようなアクションを行ったかを権限管理機能と監査ログ機能で制御・確認する機能などを備えている。
なお、「クエリア」は社内データを保持せず、管理画面の起動時または管理画面内で処理を実行したタイミングで社内データにアクセスする。データへのアクセスの際に使用する、データソースの接続情報はAES256で暗号化され、通信はHTTPSを用いて行われるので、転送データはTLSで暗号化される。また、「クエリア」はSOC1、SOC2、ISO27001の認証を受けた国内のデータセンターにホストされているため、安心して使用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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