米JFrogは、 バイナリ・リポジトリであるJFrog Artifactoryと、セキュリティ・ソリューションであるJFrog XrayをMicrosoft Teamsのコラボレーション・プラットフォームと統合することを7月19日に発表した。
JFrog App for Microsoft Teamsは、ビルドの失敗やセキュリティ脆弱性、コンプライアンスの問題など、セキュリティとソフトウェア開発のイベントに対する組織全体の可視性を提供する。開発チームのメンバーは、問題への対処に必要なタスクを割り当てて、解決までの時間短縮が可能。
また、アーティファクトのアップロード、移動、コピー、削除を把握できるため、開発者や組織全体の関係者からなるチームは、アーティファクトがソフトウェアのパイプラインを予定通り安全にパスするために、情報に基づいた判断や行動を迅速に実行できるようになる。
JFrog App for Microsoft Teamsのその他の特徴とメリットは以下の通り。
- 迅速に脆弱性を解決:JFrog ArtifactoryとJFrog XrayをTeamsと統合することで、開発の課題やセキュリティの問題解決にかかる時間が大幅に短縮される。
- コラボレーションの改善:開発者はTeamsを活用して、部門をまたがる広範囲のチームメンバーにアクションアイテムを託し、ソフトウェア開発ライフサイクルの各フェーズで割り当てられたタスクの実行とステータス・アップデートを提供することができる。
- 品質保証:JFrog Xrayのポリシーとウォッチの設定が簡単に行え、テスト環境やステージング環境で利用される対象のアーティファクト・リポジトリを監視できる。その上でセキュリティの脆弱性やコンプライアンス違反をTeamsを通じてチームメンバーに通知し、迅速に解決することが可能。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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