米Dockerは、Docker Desktop用の拡張機能として、数クリックのみでボリュームのバックアップを可能にする、Volumes Backup & Share拡張機能を9月14日(現地時間)にリリースした。Volumes Backup & Share拡張機能はマーケットプレイスで入手でき、Windows、macOS、Linuxに対応している。
Volumes Backup & Share拡張機能は、ボリュームに保持されているPostgreSQLやMySQLのデータベースといったデータを圧縮ファイルでバックアップすることが可能なほか、Docker Hub経由でのバックアップの共有、バックアップからの新規ボリューム作成や復元、ローカルボリュームのSSH経由での他のDockerホストへの転送、ボリュームのクローン作成、削除など基本的なボリューム操作といった用途に使用できる。
バックアップタイプは、ローカルファイル/ローカルイメージ/新規イメージ/レジストリから選択可能で、同拡張機能によってDocker Hubにプッシュできる最大ボリュームは10GBとなっている(将来的に変更の可能性もあり)。
同拡張機能は、バックアップまたは復元操作を実行しようとすると、指定されたボリュームに接続されているすべてのコンテナを停止してデータの破損を回避し、操作が完了すると停止していたコンテナを再起動する。これらの操作はバックグラウンドで行われるため、他の操作を実行中でもバックアップや復元の操作が可能となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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