ドイツサイバーセキュリティー機構(DCSO)は、Microsoftのリレーショナルデータベース管理システム「SQL Server」を狙う新しいマルウェア「Maggie」を発見したと、10月4日(現地時間)にブログで明らかにした。
MaggieはSQL Serverが備える機能の一つである「拡張ストアドプロシージャ」の形で存在する。より具体的に言うと、WindowsのDynamic Link Library(DLL)形式のファイルとなっている。攻撃者がDLLをシステムに読み込ませると、SQLのクエリを実行することで、ファイルの実行、ファイルの読み書きなどが可能になってしまう。
さらにMaggieは、ほかのSQL Serverにブルートフォースで侵入を試み、管理者として侵入に成功したらバックドアとなるユーザーアカウントを作成する。DCSOの調べでは、全世界ですでに250台以上のSQL ServerがMaggieに感染している。特に、アジア太平洋地域に感染サーバーが多いとしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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